紙出力のことだけを考えている電子申請

そろそろ4月になるので、時間外労働・休日労働に関する協定届(特別条項)を今回からe-Govを使って電子申請することにしました。

内容的には昨年と変わらないので、昨年度届け出た紙の協定届を見ながら入力していき、『内容を確認』をクリックすると

なんと!労働保険番号、法人番号、郵便番号、そして電話番号が全角数字ではないとエラーになりました。

ITシステムを設計する立場から考えれば、上記の項目はすべて半角数字でデータ定義をしているはずです。

なぜ全角でなければならないかと考えてみると、思い当たるのは紙に印刷したときに全角の方が見やすいということくらいしかありません。

せっかく電子申請をしているのに紙出力のことのみを考え、データとして処理することを考えていないのではないでしょうか?

また、2枚目の『入力可能な文字数を超えています』というエラーメッセージです。

弊社が設計するとしたら、入力可能な文字数がユーザーに伝っていないので即ダメ出しされるレベルです。

この後、申請内容をPDFで出力できるようなので出力してみて、またビックリ!

A4縦で出力しているため右側が完全に切れています

設計者および承認者の見識を疑うレベルです。

我が国が推し進めている電子申請のレベルがこれだとすればため息しか出ません。

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